自分はキャンプに行く時の必須道具として剪定鋏を持って行くようにしています。剪定鋏とはガーデニングや果樹などの樹木の手入れをするときに枝を切る鋏です。
剪定鋏はキャンプで火を起こすのに必要な小枝を切り出す時に重要な戦力になります。
火を起こす時は着火剤やトーチバーナー使えばいいんじゃないの?という人もいるかもしれませんが、キャンプにハマりだすと、ハマった人が通る代表的なルートがあります。それが、
①キャンプにハマる
②キャンプ用品に凝って買い集めだす
③集めた沢山の道具を持ってキャンプに行く
④準備片付け等が手間になり、キャンプ時の荷物をなるべく少なく、軽量化する
⑤さらに軽量化。テントの代わりにハンモックになり、色々な物を現地調達しだす(ブッシュクラフト)
④の段階に入ってくると、ライター、チャッカマン、市販の着火剤、炭は使わない方が楽しくなってくるんです。
火を起こす時はライターやチャッカマンの代わりにファイアースターター(火打石)、着火剤の代わりに牛乳パック・松ぼっくりなどを使います。種火を起こして、そこから火を大きくするのに小枝が必要になってきます。そんな時に剪定鋏が大活躍するんですね。
剪定鋏のココがすごい!
剪定鋏をキャンプに持って行くようになるまでは素手で小枝を折っていました。でも、今は剪定鋏がなくてはならない道具になっています。
枝を切る労力が少ない
剪定鋏はもともと、果樹などの樹木の枝を切るための鋏です。イチジクやぶどう、柿の木の枝などある程度の太さの枝を切る必要があります。そのため、力が伝わりやすいように刃が短く厚みがあり、切れ味も鋭くなっており、普通のハサミなどとは使い勝手も全く異なります。
また、製品によっては取っ手にバネが付いていて、より切りやすいような形になっています(自分の持っている剪定鋏もそうです)。
剪定鋏がない頃は、手で折って小枝を集めていましたが、労力も大きくつすぐに疲れていましたが、剪定鋏を使うようになってからは、体感的に労力3分の1、作業スピードも2分の1になりました(無い頃の6倍!!)。
枝を折るよりも安全
細い小枝は折っても問題ないのですが、少し太くなってくると、しなりが出てくるため簡単には折れません。足で押さえて、曲げながら枝を折ろうとするのですが、その時に勢いよく折れて、枝が飛んでくることがあります。
自分の場合も何度か顔の近くに飛んでくることがありました。眼鏡は付けていても、折れた枝の先は尖っているので危険です。
剪定鋏ならば無理に曲げて折らなくても、少し力を加えるだけで簡単に切れるので、はるかに安全に小枝を集めることができます。
携帯性に優れる
剪定鋏は長さが20cmに満たない物も多く売られています。また、ハサミの派が開かないようにストッパーをかけることができるものもあります。
自分の使っている剪定鋏は17cmでストッパーをかけて、刃が開かないようにコンパクトにすることができます。
ジーパンの後ろポケットに差し込んだり、ベルトに剪定鋏のホルダーを付けてその中に入れて持ち歩くと、かなり携帯性が高くなります。
用途の幅が広い
剪定鋏は切れ味が鋭いので、小枝だけでなく、ロープや袋を切ることもできます。食材を切る時やバトニングする時はナイフの方が優れています(そもそも剪定鋏ではできないけど)が、それ以外であれば刃物としては、剪定鋏のみで何とかなってしまいます。
長さを揃えて切れる
キャンプ場で小枝を集めてテントに持ち運ぶ時などは、手で抱えたり、紐でまとめたりして持ち運びます。そんな時に、手で折ると小枝の長さはマチマチになってしまいますが、剪定鋏であれば簡単に同じ長さの小枝を集めることができます。
自分は、買い物カゴを持って小枝を集めに行きますが、剪定鋏、タフロープも持って行き、同じ長さに切った小枝をタフロープでまとめて買い物カゴの中に入れて集めるようにしています。作業効率がグンッと上がります!
買い物かごに関する記事はコチラ⇒買い物カゴでキャンプ用品を楽々管理!
剪定鋏を買う時に気を付けること!
剪定鋏は100円から数百円で売っている物もあります。使い勝手が良く、長く使えるようにある程度の金額の物を購入することをおススメします。
安すぎる物は銭失い!
安い剪定鋏はすぐに取っ手が壊れてしまったり、切れ味が悪いものも多くあります。また、可能ならば刃が開かないようにストッパーをかけることができること、コンパクトで携帯性が高い方がより使いやすいでしょう。
100円均一や数百円で売っていることはありますが、やはりそれ相応のものになります。なるべく安くても1,500~2,000円程度の価格帯の農業用の物を購入して、長く大事に使うことをおススメします。
取っ手にカバーが付いている物を買おう!
剪定鋏の中には取っ手の部分にカバーのついていない、金属がむき出しの物もあります。なるべく取っ手にカバーが付いた物の購入をおススメします。
カバーがあった方が手が滑りませんし、冬場のキャンプにも大活躍します!
カバーがないと冬場は冷たいため、使いにくくなります。手袋をはめても金属部分はやはり冷たいものです。
ある程度の太さの小枝が切れるものを選ぼう!
火起こし用の小枝を集める必要がありますが、小枝が細すぎるとすぐに燃え尽きますし、そもそも手で簡単に折れるのであれば剪定鋏は必要ありません。
刃に厚みがあり、力を伝えやすく、刃が広く開く物。最低でも1.5~2cmの太さの枝は切れるような剪定鋏を購入するようにしましょう。それ以上の太さになるとそもそも剪定鋏では厳しくなります。
剪定鋏おススメです!
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