自分は気が付いたら30年以上も生きてきましたが、今まで色々なことに頑張ってきました。
趣味、運動、勉強、仕事、そして人間関係・・・。この中で最も頑張ってはいけないものがありました。
人間関係です。
自分は人間関係に頑張るのをやめて色々と人生が楽になったので、自分のような考え方で楽に生きることができる人が少しでも増えるように記事にしようと思います。
人間関係で頑張ってもストレスが増えるだけだと分かった
思い返すと自分は小学生の頃から、人間関係に頑張っていました。
もともとケンカになっても、向かっていくようなハングリー精神が旺盛なタイプではなく、相手と仲良くしようと歩み寄るタイプだったので、自分の気持ちもしっかりと相手には伝えません。
中学生の頃も嫌われたくないので時にふざけながら場をやり過ごし、高校生の頃も無理して周りに合わせてばかりでした。
「休みの日は誰かとの予定が入っていることが充実している証拠」、「知り合いの多さこそが周りに与える影響力の強さ」のような考えが先行していました。
でも、学校から帰ったり、1人になった時に思わず、ため息がついていました。また、休みの日の友達との予定を考えると胸が息苦しくなる日もありました。
人間関係を円滑にしようとして、自分に負荷がかかり、明らかにストレスになっていたのです。
人間関係を頑張ってはいけない理由。それは最も報われないから。
色々考えて分かったことですが、人間関係は勉強、運動等で数ある中で最も頑張ってはいけない種類のものです。それは、最も結果が出ない、報われないものだからです。
趣味であれば、没頭(頑張るとは違うと思いますが)すれば、その分だけ知識がついて面白さも増してきます。まさに気分転換になります。
運動も頑張れば、時間はかかりますが結果がついてきます。マラソンであればタイムが早くなったり、野球であれば技術も向上します。
勉強も運動同様、時間はかかりますが、きちんとしたやり方で進めば比較的早く成績は向上します。偏差値やテストの点数として、数値で出てきます。
仕事も考えながら、数をこなして知識を蓄えていけば質、速度が向上し、周りからも認められて、達成感を得ることができます。
運動、勉強、仕事はどこかで頭打ちはすると思いますが、ある程度までは向上し、誰もがそれ以上のレベルとは折り合いを付けながら生きていきます。プロ野球を目指して一生頑張る人はいませんよね?どこかで折り合いをつけて諦めるはずです。
しかし、人間関係は頑張っても、いつ結果が出るか分かりませんし。一生結果が出ないかもしれません。それは人間関係は自分の努力だけでは完結せず、相手があるものだからです。
勉強、運動、趣味、仕事、人間関係等の数ある中で、最も人が鬱病等で精神を病んでいるものが「人間関係」なのは、それが一番ストレスがかかり、解決できない問題だからです。
人間関係のストレスから解放されるのに気を付けること!
ここ数年で生き方、考え方を変えて人間関係のストレスから大分解放されてきました。人間関係のストレスに悩んでいる人は自分の考え方から何か参考になるものがあれば嬉しいと思います。
少しでもストレスに感じる集まりは極力行かないようにしよう
遊びの予定や飲み会等、会社でも私生活でも「行きたくないな」、と思うことってないでしょうか?
そういった誘いは極力断りましょう。少しでも行きたくない、と感じるということはそれなりの理由があるはずです。「行きたくないと考えている期間」、「実際に参加している期間」、「参加して嫌なことがあればそれ以降の期間」、と長期間にわたってストレスを浴びることになります。
長期間ストレスを浴びるくらいならば、参加しないようにしましょう。
逆に仲の良い友達が一緒に参加する、嫌いな人間が来なくなった等の楽しめそうな理由があれば積極的に参加するべきです。
また、会社等だと断りずらいこともあると思います。自分は本当に嫌な相手(パワハラ元上司)がいる時は断りますが、なんとなく嫌な気持ちの集まりは半分~3回に1回程の参加に抑えてストレスを減らすように心掛けています。
人間関係は適度な距離感を保つ
人間関係でストレスになるのは、相手との距離感が近づきすぎるか、遠すぎるためです。
お互いが近く信用しあっていればいいですが、一方のみが近くなりすぎるともう一方のストレスが貯まりこじれる原因になります。
一方で遠すぎると、仲良くなれない、信頼されていない、といったように逆にストレスが貯まります。
学生時代からの本当に仲の良い友達であれば別ですが、それ以外の友達や会社での付き合いの人間はストレスがないほど近づける人間関係は早々築けません。
自分は近くなりすぎそうな時は敢えて、精神的、物理的に距離を取るように心掛けていますが、付かず、離れずを保ちながら適度な距離感を保つことが大事です。
相手との距離感で良い順番は、
適度な距離 > 遠い距離 > 近い距離
です。過干渉には最も注意が必要です。
逆境に飛び込まない
荒治療のように自分の正反対の人間に絡みにいったり、グループに入ろうと行動する人もいますが完全に逆効果だと思います。自分もかなり経験はあります。
中学生までイケてないグループに入っていた奴が、高校に入学してイケてるグループに入ることがありますが、その後結構な確率でボロが出たり、イキりすぎてハブられたりすることがあります。結局自分の性格に合っていないということです。
自分は学生・社会人時代と失敗に懲りずにヤンチャグループに溶け込もうとしましたが、結果性格が違いすぎて自然とフェードアウトしてきました。残ったのは、自分の人生観とは違う世界もあるという経験と疲労でした。場合によっては経験よりも疲労のウエイトが大きくなりすぎてストレスにしかならないこともあります。
社会人になってもそうですが、荒治療は自分への負荷(無理をする)が強いですし、人間の性格は長い期間にわたって形成されるものなので、荒治療でそれが変わることなんて、よほどのことがない限りは不可能です。
無理をしないポジションで生活することが大事です。
相手や周りを後々まで気にしない
簡単に言えて、最も難しいことですが、一番効果があるのは「相手や周りを気にせずに、後々まで引きずらない」ことです。
これが最も難しいのは、人間関係に悩むという人は、相手や周りを人一倍気にする人が多いのですが、その「相手や周りを気にすること」が自分の性格に組込まれてしまっているからです。
「相手、周りのことを気にしないようにする」には、生きてきて形成された自分の性格を多少なりとも変えなければいけないからです。
性格は生きていると、少しずつ変化をし続けるものなので、「相手や周りを後々まで気にしない」以外の3つを行動(意識)から変えていくことが一番簡単だと思います。
性格でなく行動(意識)を変えることは、意識的に取り組めるため比較的容易です。
結果、人間関係に頑張らないとは無理をしないということ
まとめると、人間関係に頑張らないとは、少しでも精神に負担がかかるような無理はしない、ということです。
人間関係で頑張っても納得のいく結果が得られることは限りなく少ないので、その分他の趣味等に打ち込んだ方がはるかに楽しく生きることができます。
日本人の平均寿命が80歳を超えるという今の世の中で、長く、太く、健康に楽しく生きるには人間関係で余分なストレスを受けないことが一番大事です。
イヤな人がいても「うるせーこのやろー」くらいの気持ちで乗り越えていきましょう。
コメント