梅雨の時期になると、色々な場所からある植物が元気に生えてきます。
そう、どくだみの葉です!
どくだみの葉は独特の香りがあり、お茶にして飲むことが出来て、また健康にも良いという和製のハーブティーです。
自分は小さい頃から、おばあちゃんがお茶にして飲ませてくれていたので、自分にとっては非常になじみの深いお茶です。
また、子どもの頃からアトピーがあったので、漢方としてお風呂の中に入れたり色々な使い方もしてきました。
梅雨の時期になると、どくだみ茶を作って飲んでいるので、どくだみの成分や効能、お茶の作り方を紹介しようと思います。
どくだみの成分
どくだみには様々な成分が含まれていますが、有名なものはフラボノイドとミネラルです。
それぞれ紹介しようと思います。
フラボノイド
- クエルセチン:血管の拡張、排尿促進、胃腸の炎症抑制
- ルチン:血管を丈夫にする、血管の老化抑制、ビタミンCの吸収促進
- デカノイルアセトアルデヒド:殺菌作用
- クエルシトリン:利尿促進、血圧低下作用
- イソリエルシトリン:血液をサラサラにする など。
ミネラル
- カリウム:血圧低下作用
- カルシウム:骨や筋肉の形成促進
- マンガン:酵素の活性化や酸化防止、骨・皮膚形成
- へグネシウム:色々な生理機能へ作用
- 鉄:酸素供給、エネルギー生産
- 亜鉛:細胞を新しく作る作用
また、どくだみ茶はカフェインも含まないので、妊婦も安心して飲むことが出来ますよ。
どくだみ茶の効能
次に、どくだみ茶の効能を紹介します。どくだみ茶には様々な効能があるんですよ。
- 高血圧予防
- 弱った胃腸の炎症等を抑える
- デトックス効果
- 美肌効果
- 便秘解消
- 糖尿病予防
- 冷え性予防
- アトピー性皮膚炎や花粉症のアレルギー対策
- ニキビや吹き出物対策
- むくみ解消
どくだみ茶で有名な効能としては、身体の中の毒素を排出するデトックス効果ですね。
身体中の老廃物を排出することで、血管やきれいにし、ニキビや吹き出物対策、美肌効果、むくみの解消に期待することが出来ます。
また、腸内環境の改善も期待できるので、便秘解消に効果もあります。
自分はアトピー性皮膚炎の予防に小さい頃から飲んでいましたが、体内の毒素が原因でアレルギー反応が表れることもあるので、デトックス効果により、アトピー性皮膚炎の予防や花粉症のアレルギー対策にも期待することが出来ます。
上記は一例ですが、どくだみ茶には様々な効能を期待することが出来ます。
副作用にも気を付けて
どくだみ茶には様々な効能が期待できますが、一方で副作用もあります。
便秘に効果がある「どくだみ茶」ですので、お腹が緩い体質の方は下痢をしてしまう可能性があります(便秘とどっちがいいかは分かりませんが・・・)。
また、腎機能に障害のある方は摂取したカリウムを尿として排出できないため高カリウム血症を発症する可能性があります。
体質的に副作用が出やすい人もいますので、飲む時は注意をしましょう。
どくだみ茶の作り方
それでは、どくだみ茶の作り方を紹介します。どくだみ茶は簡単に作ることができ、健康にも良いのでかなりおススメです。
基本的には採集して、洗って、乾かして、お湯に煎じるだけですからね。
ぜひ試してほしいですねー。
どくだみの葉を採取する
まず、どくだみの葉を採取しましょう。
ドクダミは5~6月頃に日陰の場所に生えてきます。直射日光が当たるような場所には生えてきません。
少し湿気があるような場所で勢いよく生えてきます。
山林や木陰等を探すとまとまってたくさん生えていることがよくあります。
地上から5cm位の部分を鋏で切って採取しましょう。
花もつぼみも茎も葉も全てどくだみ茶にすることが出来ますので、そのまま採取してやりましょう。
自分はこの時も剪定鋏を使っています。剪定鋏がなければ普通のハサミでも簡単に切れます。
自分の場合はキャンプや山菜採取、家庭菜園で普段から剪定鋏を使っていますので、どくだみ採取もその延長線です。剪定鋏は1丁持っていると非常に便利ですよ!
どくだみの葉を洗ってまとめる
採取したどくだみを洗ったら、片手で持てるくらいの大きさにまとめましょう。
まとめるのは、輪ゴムを使って束ねればOK。
これからの作業の乾燥させるのが楽になります。
余分な水分が付いていると、乾燥させるのに時間がかかるので、洗ったらキッチンペーパーで水分を拭き取るようにします。
どくだみの葉を乾燥させる
次にどくだみの葉を乾燥させます。
茎側を上にして、軒下に吊るすという方法もありますが、自分はなんとなく汚れが付きそうなので、キャンプ用の食器乾かしネットの中に入れて乾燥させています。
キャンプ用のネットは、こういった食材の乾燥にも使えるの非常に便利です。
今までもフカヒレを作るのに乾燥させたりしています。
このまま10~14日程ネットの中で乾燥させます。
カラッカラに乾燥しました。
この時に少し水分があるようだったら、電子レンジで600Wで30秒ほどかけると水分が完全にとびます。
乾燥ネットを使わずに全て電子レンジで水分をとばすこともできます(600Wで5分)が、乾燥ネットを使った方が、どくだみの香りがしっかりと残ります。
香りは減りますが、時間がない時は電子レンジでの乾燥も良いかもしれません。
どくだみの葉をぶつ切りにして保存
乾燥したどくだみの葉をはさみでぶつ切りにします。
はさみで切ると飛び散るので、下に新聞紙やチラシなどを敷くようにしましょう。
ぶつ切りにしたどくだみの葉をジップロックに入れて、保管します。
自分の場合は、この中に吸湿材を入れて、冷蔵庫の中に保管するようにしています。
我が家では塩や砂糖の吸湿材として、珪藻土の乾燥剤「soil」を使っていますが、これを同じようにどくだみの葉のジップロックの中にも入れています。
吸湿材としてとても使え、非常に便利なのでおススメです。バスマットも珪藻土性のものを使っていますが、珪藻土は使用範囲が広くてすごいですね~。
時間が経って少し水気が出た場合は、電子レンジで水気をとばすようにすれば、また同じように飲むことが出来ます。
どくだみ茶を飲んでみよう!
乾燥させたどくだみの葉を、茶袋に1つまみ入れて、夜間に水と一緒に入れて沸騰させます。
茶袋は100円均一なんかで、30枚入り100円で購入できます。
煮沸したら、火を止めてそのまま15分ほど染み出させれば完成です。
どくだみの独特の香りと味を楽しめるお茶を飲むことが出来ますよ!
健康にも良い、香りも良い和製のハーブティー「どくだみ茶」はいかがでしたでしょうか?
5~6月頃になると色々な場所で生えてくるどくだみの葉を採取してぜひどくだみ茶を作って飲んでみてください。
美味しいですよー。
本日の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。
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